やっと始まった.97年のアテネ大会を親戚の家で見て以来,2年に1度のこの大会が楽しみだ.他にたくさん競技があるオリンピックよりも,じっくりと陸上競技だけを楽しめる.織田裕二の顔を見るのは楽しみでもなんでもない.
この間まで,世界水泳が開催されていた.個人競技の大会だとバレーボールやサッカーの中継ほど過剰な「ニッポン」コールを聞かなくて済むと思っていたが,放送する局によるのだということを思い知らされた.水泳競技では日本の選手のメダルが期待されるからか,イアン・ソープのような怪物がいなくて,日本選手に注目するしかなかったのか,その辺はわからん.まぁ,世界水泳よりも世界陸上を熱心に見てしまうのは,自分がやっていたからってのが1番大きいのは間違いないな.
世界陸上の場合は日本選手だけを放送してたら残念ながら放送時間が非常に短くなるのが見え見えだから,トラック競技をずーっと放送してくれるのがありがたい.放送時間帯の都合もあるんだろうけど,落ちついて観ていられるのはやっぱりイイ.それだけに,画面がスタジオに戻るとガッカリしちゃう.
早速女子10000mの決勝の中継を観たけど,ラスト1周のエチオピア勢3人のスパートは圧倒的だった.あと1周を知らせる鐘がスタートの合図だと言わんばかりに,先頭集団から飛び出して,あっという間に3人だけの戦いになってしまった.ラドクリフも置いてけぼり.観客も一気に盛り上がってたし.しかし,9.6kmも走ったあとによくあんなスパートができるな・・・
今後の種目も楽しみだ.